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歯周病予防におすすめの歯磨き方法は?歯磨き粉の選び方も紹介

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歯周病の予防

歯周病予防におすすめの歯磨き方法は?歯磨き粉の選び方も紹介

歯磨き粉と歯ブラシ

歯周病予防におすすめの歯磨き方法は?歯磨き粉の選び方も紹介

更新日:2023.02.01

歯周病の予防

歯周病予防には日々のブラッシングが欠かせません。歯科医院での定期検診やクリーニングに加え、適切なブラッシング方法で磨くことは効果的な歯周病予防につながります。
せっかく毎日歯磨きをしていても、歯ブラシの毛先が当てるべきところに当たっていなければ残念ながら効果が薄れてしまいます。
今回は歯ブラシを最大限使いこなし、歯周病予防におすすめのブラッシング方法をご紹介します。

歯周病予防の基本。気を付けるべき年齢は?

歯周病予防といっても、その対策は歯磨きだけではありません。歯周病の主な原因である歯周病菌を減らすためには歯ブラシで歯の表面を綺麗にするだけでなく、細菌が溜まりやすい歯の歯の間もフロスや歯間ブラシでしっかりケアすることが大切です。

また、ビタミンCやE、カロテンなど抗酸化作用のある食べ物や、歯や骨を作るカルシウムやマグネシウムを摂り、バランスの良い食事を心がけましょう。その他にもタバコは歯ぐきの血行を悪くし、抵抗力や免疫力の低下を引き起こします。
これはお口の中のみならず全身の健康にもいえることで、病気にかかりやすくなることは歯周病にもなりやすくなります。

今や30代以上の3人に2人が歯周病といわれています。歯周病は痛みを伴わないことが多く、気付かぬうちにゆっくりと進行していることがほとんどです。
30代で歯周病と診断されないためにも、10代後半〜20代のうちから適切なブラッシング方法を身につけましょう。

歯周病予防のための歯磨き・ブラッシング方法

歯周病予防に効果的なブラッシング方法について5つのポイントをご紹介します。

歯磨きは1日2〜3回、食後にする

お口の中の歯周病菌は食後や就寝時に増殖するため、毎食後や就寝前など1日に2〜3回歯磨きするのが理想的です。
ただ、歯垢をしっかり落とすことが目的なので、回数を増やすことよりも1日1回でも歯を1本ずつ丁寧に磨くことを意識すると良いでしょう。

歯ブラシの当て方

歯ブラシは歯と歯ぐきの境い目に対し45°の角度で当て、小刻みに振動するように動かします。
特に歯周病菌は歯ぐきの境い目から内側に隠れようとする厄介な細菌なので、歯垢が溜まりやすい歯ぐきの境い目をしっかり磨くことが重要です。
歯ブラシが歯ぐきに触れて少しチクっと触れる程度、痛くない力加減で磨くと良いでしょう。

歯ブラシの動かし方

歯ブラシを奥歯から前歯まで大きく動かしながら磨くと表面だけに歯ブラシが当たり、歯と歯の間に毛先を当てることができません。

一気にたくさんの歯を磨くのではなく、歯2〜3本ずつを小刻みに歯の丸みに沿わせるように当ててみましょう。歯と歯の間や歯ぐきの境い目に歯ブラシの毛先が触れている感覚を確かめながら動かすと良いでしょう。

優しくブラッシング

歯磨きの際に力を入れすぎてしまったり、使い古した歯ブラシで磨いたりすると歯や歯ぐきを傷つけてしまいます。歯ブラシは手をグーの形にして握るのではなく、鉛筆を持つように握ることで力が入りにくくなります。

また、歯ブラシ交換の目安は月に1度です。それよりも早く毛先が広がってしまう場合は力を入れすぎているかもしれません。

歯ブラシの大きさや硬さ

歯ブラシのヘッドは大きければ広い範囲を短時間で磨けるので便利ですが、隅々まで磨くには小さめのヘッドが適しています。歯周病予防には毛先が細めのものを使うと歯ぐきの境い目をしっかり磨くことができます。

また、硬さはふつうかやわらかめのものが良いでしょう。力が入りにくい人にはかためがおすすめですが、何もなければふつうか、歯ぐきに炎症などがあればやわらかめのものを選ぶと歯ぐきへの負担を抑えることができます。

歯周病予防に効果のある歯磨き粉の選び方

歯周病予防には歯磨きが第一ですが、その補助としての役割を担っているのが歯磨き粉です。歯周病対策として販売されている歯磨き粉には、歯ぐきに良いとされる成分が含まれています。

歯ぐきの炎症を抑える効果が高いとされているトラネキサム酸やグリチルレチン酸、殺菌効果が高いと言われている成分にはイソプロピルメチルフェノールや塩酸クロルヘキシジンなどがあります。
すべての細菌を殺菌できるわけではありませんが、歯磨き粉を選ぶ際の参考にしてみても良いでしょう。

出典:厚生労働省 e-ヘルスネット「歯みがきを助けるもの(電動歯ブラシ・歯磨剤・洗口液)」

歯周病予防は今すぐ始められる

正しいブラッシング方法を身につけることでより長く健康な歯や歯ぐきを保つことできます。多くの人が罹る歯周病ですが、今からでもブラッシングの改善を図ることで予防に繋がったり進行を遅らせることができます。

また、歯周病の進行を助長する歯石は一度沈着すると歯磨きでは落とせないため、歯科医院での定期的なクリーニングが必要です。定期検診と効果的なブラッシングで歯周病対策をしていきましょう。
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