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「歯磨きの度に血が出る…」歯茎からの出血対策とお役立ちグッズ6選

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「歯磨きの度に血が出る…」歯茎からの出血対策とお役立ちグッズ6選

歯磨きで血が出る人

「歯磨きの度に血が出る…」歯茎からの出血対策とお役立ちグッズ6選

更新日:2024.05.04

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「歯磨きをしたら毛先に血がついていた」という経験はありませんか?なかには、それを見たことで歯磨きが怖くなってしまったという方もいるかもしれません。
歯磨き時の出血は、お口トラブルのサインであるケースがほとんどで、早めに対処できれば、出血は1週間程度で止まります。現在出血がみられないという方も、原因と正しい対策方法を知ってもしものときに備えておきましょう。

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歯磨き時に血が出てしまう原因とは?

歯磨き時に血がでてしまう原因は一つではありません。正しく対処するためには、まずは原因をしっかり理解することが大切です。

歯茎の出血につながりやすいことを以下でくわしく見ていきましょう。

歯肉炎の可能性

歯茎に炎症がおこった状態を「歯肉炎(しにくえん)」といいます。

歯肉炎は歯茎に付着した汚れが原因で引き起こされますが、目立つような腫れや強い痛みといった自覚症状はありません。歯の根元付近の歯茎が少し赤くなったり、歯ブラシの毛先をあてると出血がおこる程度です。

大人だけでなく子供にも見られる疾患ですが、適切な処置を受けることで1〜2週間で完治します。

歯周炎の可能性

歯茎だけでなく歯根膜や歯槽骨にまで炎症が広がった状態を「歯周炎(ししゅうえん)」といいます。歯周炎は歯肉炎が進行したものであり、歯周病という言葉は歯肉炎と歯周炎の総称です。

歯周炎は、中学生や高校生以降にみられるケースがほとんどで、歯肉炎のときよりも症状が悪化している傾向にあります。出血の頻度や量が多くなったり、排膿(歯茎がから膿がでること)や歯のグラつきがみられることも珍しくありません。口臭も強くなるため、対人関係に支障をきたすケースもあります。

歯周ポケットが深くなり汚れが入り込みますが、歯ブラシの毛先ではうまく除去できないこともあるため、専門的な治療が必須です。

力の入れすぎ

磨く力が強すぎると、歯茎に傷がついて出血することがあります。時間に追われた生活をしていると必要以上の力が入りやすいため、とくに注意しなくてはいけません。

また、毛先が硬い歯ブラシを使っている方や、着色を取ろうとして力を入れすぎてしまう方も気をつける必要があります。

出血を予防するために効果的な対策

歯茎からの出血を予防するには、現状を把握したうえで正しいお手入れや管理方法を理解し、習慣化することが大切です。現在のやり方と照らし合わせてみて、異なる点があれば改善を心がけましょう。

力を入れすぎずに歯を磨く

歯や歯茎に付着した歯垢は、歯ブラシの毛先がしっかりあたっていれば力を入れなくても除去できます。言い換えると、どれだけ力を入れて磨いても歯ブラシの毛先があたっていなければ除去できません。これは、時間をかける場合も同じです。

大切なのは「歯ブラシの毛先が汚れにしっかりとあたっていること」ですので、間違えないようにしましょう。

正しい磨き方

歯周病を予防するには、歯と歯茎の境目に歯垢や歯石を残さないことが条件です。歯ブラシの毛先を境目に向かって斜めにあてて、歯周ポケットや歯と歯の間に毛先を入れるイメージで優しく小刻みに動かしてください。

鉛筆持ちで歯ブラシを握ると、必要最低限の力で磨けます。つい力を入れすぎてしまうという方は、ぜひお試しください。

出血を怖がる必要はない

すでに歯周病になっている場合は、出血して歯ブラシに血がつきますが、力加減に問題がなければ出血がおこっても怖がる必要はありません。

細菌が含まれている血液を外に出すことできれいな血液が歯茎に集まり、引き締まった健康な歯茎に戻ります。

歯科定期検診を受ける

定期検診では、虫歯や歯周病の有無・進行状況を確認でき、問題があれば早い段階で治療に移ることができます。
クリーニングでは、普段のお手入れでは落とせない歯石や着色汚れが除去できるため、健康的で清潔感のあるお口がキープしやすくなります。歯科衛生士による歯磨き指導は、気づかないうちに身についている「磨き癖」の改善に効果的です。

お口の健康を守るには、ご自宅で行う「セルフケア」と、歯科医院で行う「プロフェッショナルケア」の両方が欠かせません。しっかり磨いているつもりでも、実際は汚れが残っていたり、トラブルが発生していたりするため、定期検診は忘れずに受けるようにしましょう。

日々の口腔ケア

歯ブラシのみのお手入れでは、全体の6割程度しか汚れを除去できません。お口トラブルを予防するには、デンタルフロスや歯間ブラシ、マウスウォッシュといった補助用具を使って除去率を上げることが大切です。

歯間ブラシの適切なサイズは、人によって異なります。小さすぎると汚れの除去率が低下し、反対に大きすぎると歯茎を傷つける恐れがあるため注意しましょう。適切なサイズが分からない方は、歯科医院へご相談ください。

歯磨き時の出血予防に役立つグッズ

歯磨き時の出血予防に役立つグッズをご紹介します。何週間も出血が続いたり、痛みを感じたりする場合は、歯科医院で確認するようにしましょう。

歯ブラシ

「システマハブラシ コンパクト 3列スリム」は、超極細で毛先が歯周ポケットの奥深くまで届き、汚れをかきだしやすいのが特徴です。ヘッドが薄いため、奥歯も楽に磨けます。

「ガム 歯周プロケア デンタルブラシ #588」は、歯茎ケア用に作られており、優しくマッサージをしながら汚れを除去できるのが特徴です。ネックが長いため、奥歯も無理なく届きます。

歯磨き粉

「システマ SP-Tジェル」は、歯茎の腫れや歯周病を予防する酢酸トコフェロール・イソプロピルメチルフェノール・トラネキサム酸などが配合されているのが特徴です。癖のないミント香味で使いやすさも評価されています。

「ガム 歯周プロケア ペースト」も、ニコチン酸トコフェロール・塩酸ピリドキシン・β-グリチルレチン酸など歯周病に効果のある成分が配合されているためおすすめです。

デンタルフロスやマウスウォッシュ

「REACH デンタルフロスワックス」は、糸だけのデンタルフロスで、歯科医院でもよく使用されています。ワックス付きは歯と歯の間に通しやすく、ワックスなしは汚れが取りやすいといった違いがあります。

「コンクールF」は、希釈タイプのマウスウォッシュで、歯科医院でもよく使用されています。歯周病や口臭予防に効果的です。

歯茎からの出血が気になるならグッズを活用して対策を!

今回は歯茎から出血が気になる方に向けて、出血する原因や予防におすすめの対策グッズを紹介しました。
歯の磨き方や口腔ケアは人それぞれなので、歯磨きで血が出る原因もさまざまです。
出血が気になる方は紹介したグッズを活用しつつ、それでも良くならない場合は歯医者に行って相談してみることをおすすめします。

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