口臭ケアに役立つ飲み物を5つご紹介！逆に悪化させる飲み物とは？

口臭の原因は？飲み物で対策できる？

食事やうがいをした後、時間の経過とともに口臭は強くなります。なぜ口臭が発生してしまうのでしょうか？以下で原因をいくつかご紹介します。

口臭の原因

口臭の主な原因は、舌の汚れ（舌苔）と歯周病の存在です。歯周病とは、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患で、歯茎や歯を支える骨を溶かしてしまう感染症です。

唾液の分泌量が減ると、自浄作用が働かずに舌の汚れが付着したまま、口臭の原因となります。また、唾液が不足したお口の中は汚れが溜まりやすく、歯周病菌の繁殖を進行させてしまうのです。

これらを防ぐ口臭ケアとして、こまめな水分補給がとても重要です。飲み物による口臭ケアの効果は一時的ですが、水分補給が唾液の分泌を促して口腔内の乾燥を防いでくれるでしょう。

出典：e-ヘルスネット「口臭の原因・実態」

口臭ケアに役立つ飲み物

口臭ケアにおいて、飲み物が果たすのは水分補給の役割だけではありません。緑茶やリンゴジュース、牛乳、ココアに含まれる成分には、口臭を抑える作用もあります。以下で詳しく解説しましょう。

水

水分が不足している状態では唾液の分泌量が減ります。お口が乾燥していると、舌には汚れが溜まりやすく、歯周病菌も繁殖しやすいため、口臭が悪化しやすいのです。
日頃からしっかり水分を摂り、口腔内に潤いを保持することが口臭予防につながります。

緑茶

さらに口臭効果を高めたいのであれば、緑茶がおすすめです。
カテキンの消臭効果については古くからよく知られており、現在でもカテキンを使った口臭予防剤や消臭剤が多数、製品化されています。
また、緑茶のリラックス効果は唾液の分泌を促す副交感神経を高めて、口臭を防いでくれるものです。

リンゴジュース

アルコールによる口臭には、100％果汁のリンゴジュースがおすすめです。
リンゴポリフェノールには口臭の原因とされているメチルメルカプタンの発生を抑える働きがあります。
また、豊富に含まれるビタミンCは、アルコール臭の原因であるアセトアルデヒドの分解を助けてくれるでしょう。

牛乳

ニンニクによる口臭は牛乳で対策しましょう。
牛乳のたんぱく質が、ニンニク臭の原因物質であるアリシンの生成を防ぎます。できれば、食後ではなく食前に飲むことで、高い口臭予防効果が期待できます。

ココア

カカオポリフェノールには、歯周病予防や口臭を減らす効果があります。
1杯のココアに含まれるポリフェノールの量でも、十分な効果が期待できるものです。ただし、砂糖は歯周病菌を繁殖させて、口臭を悪化させる原因となるため、砂糖不使用のピュアココアを選ぶようにしましょう。

逆に口臭を悪化させやすい飲み物

水分補給は口腔内の乾燥を防ぎ、口臭予防につながります。ただし、どんな飲み物でもいいわけではありません。コーヒーやエナジードリンク、ジュース、炭酸飲料は口臭を悪化させやすいのです。以下で詳しく解説します。

コーヒー

コーヒーに含まれているカフェインは集中力を高めたり、やる気を起こさせたりしてくれるものです。
ただし、飲み過ぎると強い利尿作用によって脱水を招きやすく、唾液の分泌量を減らしてしまいます。口腔内が乾燥すると、歯周病菌が繁殖しやすく、口臭を悪化させてしまうので、コーヒー以外の水分補給も行いましょう。

エナジードリンク

コーヒーよりもさらにカフェイン含有量の多いエナジードリンクは、交感神経を刺激して眠気を覚ます一方で、唾液の分泌を促す副交感神経の働きを抑制します。
自浄作用のある唾液が減ると、口腔内に汚れが溜まりやすく、口臭の原因となってしまうのです。

ジュース・炭酸飲料

ジュースや炭酸飲料に多く含まれている砂糖は、歯周病を進行させて口臭を悪化させることがあります。さらに酸味の強いオレンジジュースや炭酸飲料などは、砂糖の過剰摂取だけでなく、酸によっても歯を溶かしてしまう可能性があります。

一時的な口臭ケアは手軽な飲み物で！

口臭の主な原因は舌の汚れと歯周病です。水分補給をして唾液の量を増やすことは、これらを防ぐことにつながります。

緑茶や牛乳など飲み物の口臭予防効果は一時的なもので、歯磨きや舌の清掃といった口臭ケアが必要です。ただ、水分補給は手軽に実践できるため、とっさの場面で活躍することも多いのではないでしょうか？
紹介した飲み物を普段の口臭ケアに活用いただければ幸いです。