口臭を気にする高校生は多い!思春期の口臭ケアですべきこと
更新日:2023.02.04
高校生は心も体も急激に変化する時期です。この時期には、口臭を気にする方も少なくありません。
高校生の口臭の原因は、思春期のホルモンバランスの乱れや生活習慣の乱れに起因していることが多く、正しい口臭ケア対策をすれば臭いを軽減できる可能性が高くなります。
今回は、口臭に悩む高校生に試してほしい思春期の口臭ケア対策をご紹介します。
目次
口臭は思春期の高校生にとって悩みの種
意外なことに思春期の高校生は、歯の色や歯並びと同じように口臭にも悩んでいるのです。
お口のケアで口臭を気にする女子高生は多い
お口のケアで気になるところを調べた調査によると、女子高生の10人中4人がお口の臭いを気にしているという驚きの回答が得られました。女子高生と言えば、メイクやファッションの意識も高いことから、お口の臭いにも敏感であることが分かります。
対象者の77%から口臭が検出された
女子高生の4割が口臭を気にしていると言っても、本当に女子高生のお口は臭いがきついのか疑問に思う方もいるでしょう。そこで実際に口臭の状態を調べてみると、なんと測定した女子高生の77%から基準を超える口臭原因物質が検出されたのです。
しかし、口臭原因物質が検出された人のほとんどは歯周病や歯肉炎といったお口の病気があったわけではなく、午前中に歯磨きをしていないなどといった生活習慣が原因であることが分かりました。
※出典
眞木 吉信,萩 名子『くちペディア』(医歯薬出版株式会社,2020年)
高校生の口臭は強くなりやすい。その原因とは?
高校生の口臭が強くなりやすい原因には、歯磨きなどの生活習慣のほか、思春期ならではの理由もあります。
成長ホルモンや性ホルモンが活発化
高校生は子供から大人に、心身が急速に発達する時期です。成長ホルモンや性ホルモンの分泌も活発化することが原因で、思春期には一時的に口臭や体臭がきつくなる場合があります。
加えて、高校生ともなると夜更かしをしたり、朝食を抜いたりといった生活を送る人も出てきます。このような生活の乱れが身体的なストレスとなり、口臭を強くする要因となるケースもあります。
人間関係での精神的ストレス
高校生は、ホルモンバランスの影響から心も不安定になりがちな時期です。友達との関係性や学校生活での悩み、受験に対する不安などの精神的ストレスも口臭悪化の原因となります。ストレスが強いときには、唾液の分泌が減ってしまうためお口の中が乾燥し、口臭が強くなりやすいのです。
口臭が気になる高校生がすべき思春期の口臭対策
高校生の口臭は一時的なもので、思春期が過ぎれば自然に収まってくることがほとんどです。しかし、一時的であると言っても今、口臭を改善したいと思うのは当たり前のことでしょう。そこで口臭が気になる高校生に実践してほしい口臭対策をご紹介します。
寝る前と食後の歯磨き
口臭の原因菌は、寝ている間に増殖します。そのため、寝る前にはしっかりと歯磨きをしてお口の中を清潔にし、細菌が繁殖しにくい環境にしましょう。また、食事をした後も歯磨きをして、細菌の増殖を抑えるようにすると口臭を緩和できます。
鼻呼吸を意識
お口の中が乾燥すると、口臭はきつくなります。口呼吸はお口が乾燥しやすくなるため、鼻呼吸をするように心掛けるとよいでしょう。
栄養バランスの取れた食生活
脂っこい食事や炭水化物ばかりの食事だと、腸内環境が乱れて口臭の原因となるケースがあります。栄養バランスの取れた食生活を送るようにしましょう。
適度な水分補給
お口の中が乾燥すると細菌が繁殖しやすい状態になり、口臭がきつくなりやすいです。適度に水分を補給し、お口の中を乾燥させないことも口臭対策として有効です。
高校生の口臭は一時的なもの。対策には日ごろのケアが大切
高校生の口臭は、思春期ならではのホルモンバランスの乱れが原因のケースが多く、一時的なものであることがほとんどです。口臭を和らげるためには、お口の中を清潔に保って、お口の中を乾燥させないことが大切です。
そのためには寝る前と食後はしっかりと歯磨きをし、口呼吸ではなく意識的に鼻で呼吸するようにしましょう。また、食生活をはじめとした生活習慣も見直し、規則正しい生活を心掛けるようにしましょう。
記事を読んでみて心当たりが多かった人もいたのではないでしょうか。口臭や歯周病は歯医者の定期的な受診で改善できるといわれています。
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