口臭は親子で遺伝する?生活習慣や食習慣の見直しで口臭予防をしましょう
更新日:2023.03.04
自分や親の口臭があると、「口臭は遺伝するのだろうか」と不安になる方も多いのではないでしょうか。
口臭は気になり始めるとキリがありませんが、遺伝するかどうか知っておきたいですよね。
また、口臭の効果的な対策があれば実践したい方も多いでしょう。
この記事では、口臭が遺伝するかどうか、口臭の原因と予防方法も含めてご紹介します。
目次
口臭が遺伝することはほとんどない
口臭自体が親から子供へ遺伝することはほとんどないとされています。
主な口臭の原因として以下が挙げられるので、該当するものがないか確認しましょう。
歯周病
歯周病は、歯周病菌がだんだんと歯周組織を破壊する感染症の1つといわれています。
最初に歯茎が炎症を起こし、そのあとで歯を支えている歯槽骨が溶けてしまうのです。
そして最終的には歯が抜け落ちていく怖い病気で、口臭の原因となるとされています。
虫歯
虫歯自体が口臭の原因となることはほとんどないとされています。
しかし、進行すると虫歯の穴に食べ物のカスや細菌が溜まってしまい、口臭の原因となってしまうのです。
舌苔
舌苔とは、舌の表面に付着した汚れです。
舌の表面には小さな突起が無数にあり、細菌や食べ物のカスなどが溜まることで舌苔ができると考えられています。
舌を見て、真っ白な厚い汚れが付着していたり、茶色や黒色をしていたりする場合は、汚れが溜まっていることになるので注意が必要です。
唾液の減少
口の中が乾燥して唾液が減ると、口臭が強くなるとされています。
口呼吸が習慣になっていたり、水分が足りなかったりして唾液が少ないと、口内の細菌が繁殖しやすいと考えられているためです。
特殊な病気が原因の場合もある
基本的に口臭は遺伝しないとされていますが、魚臭症(トリメチルアミン尿症)などの先天的代謝異常の場合は、遺伝の影響もあると考えられています。
これらは特異的な病気であるため、気になったら検査を受けることが大切です。
生活習慣や食習慣が口臭の原因になることも
口臭は遺伝ではなく、環境的な要因が原因であることが多いとされています。
たとえば、生活習慣や食習慣、口腔衛生習慣、育児習慣などです。
口臭は遺伝しませんが、家族は生活習慣が似ているため、親子で口臭が発生することも考えられます。
たとえば、親があまり歯磨きをしなかったら、子供も歯磨き習慣がつかないことも多いでしょう。
また、食べ物も関係しているとされます。ニンニクなどの強いにおいの食べ物が好きな家庭であれば、家族の口臭が同じようなにおいになる可能性が高いです。
もし、家族全員の口臭が気になるなら、遺伝ではなく生活習慣が似ているため同じような口臭が発生してしまっているのかもしれません。
口臭の予防方法
口臭を予防するには、日常的な生活習慣を見直すことが大切です。
以下の点を見直してみましょう。
規則正しい生活習慣
口臭の原因には、口内環境のほか、ストレスや疲労があると考えられています。
また、自律神経が乱れると、唾液の分泌が妨げられるといわれるので注意が必要です。
早寝早起きや、ストレスを溜めない生活を心がけましょう。
また、日々の歯磨きも忘れないことが大切です。
食生活の改善
唾液が減少しないように、しっかり噛んでご飯を食べることが大切です。
さらにガムを噛む習慣をつけることで、唾液の分泌を促すことにつながります。
歯科検診
虫歯や歯周病が原因の場合、歯医者での治療が必要です。
定期的な歯科検診が、早めの発見につながります。
口臭の予防には生活習慣の見直しが大切
口臭は遺伝することはあまりないとされており、ほとんどが生活習慣から起こる口内環境の悪化が原因とされています。
遺伝はしなくても一緒に暮らしている家族は生活習慣が似る傾向にあるため、口臭が発生してしまう可能性があるのです。
口臭を予防するには、生活習慣の見直しや定期的な歯科検診が大切といわれています。
口臭が気になる方は、ぜひ歯科検診に行ったあと、生活習慣やオーラルケアの見直しを行ってみてはいかがでしょうか。
記事を読んでみて心当たりが多かった人もいたのではないでしょうか。口臭や歯周病は歯医者の定期的な受診で改善できるといわれています。
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