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歯に着色しやすい食べ物と飲み物を紹介!歯の黄ばみ汚れを防ぐ方法

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歯に着色しやすい食べ物と飲み物を紹介!歯の黄ばみ汚れを防ぐ方法

濃いコーヒー

歯に着色しやすい食べ物と飲み物を紹介!歯の黄ばみ汚れを防ぐ方法

更新日:2025.06.15

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歯の見た目は、第一印象や笑顔の魅力に影響を与える大切な要素です。日常的に摂取する飲食物の中には、歯に色素沈着を引き起こし、歯を黄ばんで見せる原因となるものがあります。
この記事では、歯の着色を引き起こしやすい食品・飲料と、その対策について詳しく解説します。

コーヒーと紅茶

コーヒーや紅茶に含まれる「タンニン」は、歯のエナメル質に付着しやすく、着色の原因となります。毎日何杯も飲む習慣がある方は特に注意が必要です。

【対策】
飲む量を適度に調整したり、飲んだ後すぐに口をすすいだりすることで着色を防ぎやすくなります。ストローの使用も有効です。

ワイン

赤ワインはタンニンが豊富で色素も濃いため、歯に強く着色しやすいことで知られています。
一方で、白ワインは色は薄いものの酸性度が高く、エナメル質を軟化させる作用があります。これにより、他の色素が歯に沈着しやすくなる可能性がある点に注意が必要です。

【対策】
飲んだ後は水で口をすすぎ、可能であれば30分ほど時間をおいてから歯磨きするのが推奨されます。

カレーや醤油

カレーやトマトソース、醤油などの濃い色のソースは、歯の表面に付着して着色の原因となります。

【対策】
食後は口をすすぐ、または歯磨きをすることを意識しましょう。色の濃い調味料の使用を控えめにするのも一案です。

ベリー類

ブルーベリーやブラックベリーなど、色の濃いベリー類は天然の色素(アントシアニン)を多く含み、歯に着色する可能性があります。

【対策】
食後は水で口をすすぐか、できれば歯磨きを行うとよいでしょう。

タバコ

タバコに含まれるタールやニコチンは、歯に沈着して黄ばみの原因となります。長期間の喫煙で歯の表面が褐色になることもあります。

【対策】
禁煙が最も効果的な対策です。喫煙習慣がある方は、特に念入りな口腔ケアを行う必要があります。

ベトナム風コーヒー・タイ風アイスティー

これらの飲み物は、濃厚な抽出と大量の砂糖・練乳・香辛料を特徴とする東南アジアの甘いドリンクです。
ベトナム風コーヒーは、濃いロブスタ種の豆を金属フィルターで抽出し、練乳を加えるのが一般的です。また、タイ風アイスティーは濃く煮出した紅茶に練乳やコンデンスミルクを加え、甘く香り高い味に仕上げられます。
どちらも非常に濃い色素を含むうえに、粘着性が高く歯に色素が残りやすいため、着色リスクが高くなります。

【対策】
飲用後はなるべく早く口をすすぐ、または歯磨きを行いましょう。頻繁な摂取は避けることが望ましいです。

ケアの意識と定期検診で食事を楽しみましょう

歯の着色を引き起こす飲食物は、完全に避ける必要はありませんが、摂取の頻度とケアを意識することが重要です。
日常の歯磨きやうがい、定期的な歯科検診を行うことで、着色を防ぎやすくなります。
また、必要に応じて歯科でのホワイトニングを検討するのも一つの方法です。プロによる施術は、安全かつ効果的に歯の色を改善できる手段として広く認知されています。
飲食習慣とケアを見直して、美しい笑顔を維持していきましょう。

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