自宅でできる簡単口臭ケアの方法を紹介!口臭の原因は舌にある?
更新日:2022.12.01
口臭を防ごうと、一生懸命歯磨きをしているのに、なんだか口の臭いが気になるなんて方はいませんか?実は、口臭の原因は「歯」ではなく「舌」にあることが多いのです。そのため歯磨きだけでは十分な口臭対策とはならず、歯磨きに加えて舌のケアもしなければなりません。
そこで今回は、自宅でできる簡単な口臭予防のケア方法をご紹介します。
目次
口臭の原因は?ほとんどが口の中にある
口臭の原因はそのほとんどがお口の中、それも舌にあることがほとんどです。舌がなぜ、口臭の原因になるのでしょうか。
口臭には種類がある?
口臭には、生理的口臭と病的口臭があります。生理的口臭は、朝起きてすぐのときや空腹のときなど、唾液の分泌が減少したために細菌が増えて、口臭が発生している状態です。一方、病的口臭とは歯周病や副鼻腔炎など、病的な原因によって発生する口臭のことです。
口臭の原因「VSCとは」
口臭の原因の87%※は、口の中にあることが分かっています。鏡を見たときに、舌の表面に白いものが付着しているのを見たことがある方も多いのではないでしょうか。この白いものは「舌苔」とよばれる口臭の原因となる細菌と食べかすの塊です。
口臭の原因物質である「VCS(Volatile Sulfur Compounds)」の多くは、舌の上で作られています。VCSとは「揮発性硫黄化合物」のことで、口の中にいる細菌がタンパク質やアミノ酸を分解して作る物質です。
つまり、口臭予防には舌の汚れを取り除き、このVCSの生成を抑えることがカギとなるのです。
自分でできる簡単口臭ケアの方法5選
口臭の予防には、舌のケアが大切であることをご紹介しました。では、さっそく自宅で簡単にできる口臭ケアの方法をご紹介します。
1.舌ブラシで舌苔を除去
舌に付いている白い汚れである舌苔は、細菌の塊です。歯磨きの後には舌ブラシを使って舌苔を取り除くと、口臭を抑えられる可能性があります。
舌苔は、舌の奥の方に付着しやすくなっています。鏡を見ながら舌を出し、舌ブラシをやさしく奥から手前に動かして舌苔を除去しましょう。前後にこすったり、力を入れてこすったりはNG。舌を傷つけないように、やさしく取り除いてください。舌のお掃除は、1日に1回だけで問題ありません。
2.よく噛んで唾液分泌を促す
口臭は、唾液の量が減ってお口の中が乾燥した状態になると発生しやすくなります。朝起きたときに口臭を感じやすいのも、寝ている間は唾液がほとんど分泌されないからです。食事の際によく噛むことを心掛けると、唾液が分泌されて細菌の繁殖を防ぐ効果があります。
3.ガムや歯磨きタブレット
外出先で口臭が気になった場合は、ミント系のガムや歯磨きタブレットなどを噛むと、手軽に口臭をやわらげることができます。
4.水分補給
お口の乾燥を防ぐためには水分補給も有効です。特に、緑茶には消臭作用のある成分も含まれているので、緑茶を飲んでみるとより効果的かもしれません。
5.歯磨き
歯磨きも口臭予防のためには大切なことです。特に、病的口臭の大きな原因となる歯周病菌は、VCSを作りだす菌の一つです。しっかり歯磨きをして、歯周病を予防することが口臭の予防にもつながります。
口臭ケアに役立つグッズをご紹介
口臭ケアの方法が分かったら、口臭ケアに役立つグッズもそろえておくと安心です。口臭ケアにお勧めのグッズを3つご紹介します。
・舌ブラシ
舌ブラシは、舌をきれいにするための専用のブラシです。歯ブラシよりも柔らかく、舌にフィットしやすい形になっています。
・洗口液(マウスウォッシュ)
洗口液は、お口の中をきれいに洗う液体です。適量をお口に含み、30秒程度お口の中でぶくぶくさせると、お口の中全体をすっきりさせる効果があります。
・サプリメント
お口の中の原因だけでなく、胃腸の不調から口臭が発生することもあります。そんなときは口臭を予防するサプリメントを服用すると効果があるかもしれません。
簡単ケアを続けて、口臭を予防しましょう!
口臭の原因の多くは、舌にあります。口臭を予防するためには毎日の歯磨きのときに歯だけでなく舌ブラシを使って、舌もケアすると効果的です。また、洗口液やサプリメントなども上手に使って、爽やかな息を持続させましょう。
今回ご紹介したケア方法でも口臭が改善しない場合、病気が原因で口臭が発生している可能性もあります。気になる場合は、早めに医療機関に相談しましょう。
記事を読んでみて心当たりが多かった人もいたのではないでしょうか。口臭や歯周病は歯医者の定期的な受診で改善できるといわれています。
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