口臭をセルフチェックする方法を紹介!毎日すべき口腔ケアとは?
更新日:2023.06.27
新型コロナウィルスの影響でマスクをつけることが日常になった今、マスク内に自分の息がこもって、「口臭がするかも」とドキっとした経験はありませんか?マスクで口臭は防げると思っている方もいますが、実はマスクをしていても隙間から口臭が周囲に漏れ出る可能性もあります。
口臭は相手に不快な思いをさせてしまうものです。口臭が気になったら、まず自分の口臭をチェックして、毎日の口腔ケアを見直してみましょう。
今回は、口臭のセルフチェック方法と毎日したい口腔ケアの方法をご紹介します。
目次
口臭のセルフチェック方法4選
口臭は、簡単にチェックすることができます。ここでは4つのセルフチェック方法をお伝えします。
1.唾液の臭いを嗅ぐ
手を洗って清潔な状態にしたら、お口の中に指を入れて舌や歯茎などを触り、唾液をつけてみてください。指先についた唾液の臭いを嗅ぎ、くさいようであれば口臭の可能性があります。
2.袋やコップに息を吐く
ビニール袋やコップなどに吐いた息をため、臭いを嗅ぐ方法もあります。コップやビニール袋に入れた息を嗅いでみたときにくさいようであれば、口臭があるのかもしれません。
3.舌の状態をチェック
口臭の原因の多くは、舌にあります。舌が白っぽく見えるようであれば、口臭の原因である舌苔が付着しています。舌苔は細菌や食べかすの塊で、舌苔が濃いようであれば口臭が強い可能性があります。
4.口臭チェッカーを使う
口臭チェッカーは、息を吐きかけて口臭チェックができる機械です。家電量販店やインターネットショッピングで手に入れられます。口臭チェッカーがあれば、自分の口臭度合いを簡単に調べられます。
口臭がキツくなる原因とは?
朝起きたときなどは、誰でも多少の口臭はあるものです。
しかし、中にはキツい口臭に悩む方もいるでしょう。口臭はどのような原因で強くなるのでしょうか。
舌で作られる舌苔とVSC
舌苔は細菌や食べかすの塊であり、この舌苔から口臭の原因となるVSC(揮発性硫黄化合物)が作られます。
VSCはお口の細菌が食べ物のかすであるタンパク質やアミノ酸を分解したときにできる物質で、VSCが増えると口臭は強くなります。
虫歯や歯周病の可能性も
虫歯や歯周病が進行すると、タンパク質でできている神経や細胞、血液などを分解してしまいます。
虫歯菌や歯周病菌によってタンパク質が分解されるときにも口臭の原因物質であるVCSが生成されるため、口臭が気になるときは虫歯や歯周病が進行している可能性もあります。
口が乾燥している(ドライマウス)
お口の中が乾燥していると、唾液が十分に分泌されていない状態のため口臭の原因物質を作り出す細菌が繁殖しやすくなります。
緊張して口が乾いたり、ストレスからお口の中が乾燥してしまうような人は口臭を招いてしまう可能性があります。
毎日の口腔ケアで口臭を予防しましょう
口臭の原因は、ほぼお口の中にあります。口臭を予防するためには、毎日の口腔ケアが欠かせません。自宅で毎日できる口腔ケアは次のようなことです。
歯磨き
口臭の原因となるVSCは、口腔内の細菌が食べかすを分解するときに作られる物質です。歯の隙間も歯間ブラシやフロスを使って食べかすを除去しましょう。
丁寧な歯磨きは、虫歯や歯周病の予防にもつながり、虫歯菌や歯周病菌が原因の口臭も防ぐことができます。
洗口液(マウスウォッシュ)
洗口液には、お口の中の細菌を除菌する作用があります。口臭の原因である細菌の増殖を抑えられるため、口臭予防に効果的です。
以下の記事でもマウスウォッシュ始めとする口臭対策を紹介しています。
舌ブラシ
舌ブラシは舌専用のブラシです。舌を出して舌苔がついている部分を奥から手前にゆっくり動かし、舌苔を除去していきます。口臭の原因物質であるVSCの多くは舌で作られているため、舌苔の除去は口臭予防に有効です。
口臭予防にはセルフチェックと毎日のケアが大切
口臭を防ぐためには、まず自分の口臭を知ることが大切です。今回ご紹介した4つの方法からご自分に合った方法を選び、口臭のチェックをしてみましょう。
口臭が気にならない場合であっても、今後、口臭が発生する可能性もあります。毎日の歯磨きで汚れを落とし、洗口液や舌ブラシも使ってお口の中を清潔な状態に保つ習慣ができれば、口臭も予防できるはずです。
口臭予防のために、しっかりと毎日の口腔ケアを続けましょう。
記事を読んでみて心当たりが多かった人もいたのではないでしょうか。口臭や歯周病は歯医者の定期的な受診で改善できるといわれています。
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