肝臓が悪いと口臭がきつくなる?口からアンモニア臭がしたら生活習慣を見直そう
更新日:2026.01.16
口臭の原因は口の中だけでなく、肝臓の不調が関係していることがあります。特にツンとした臭い(アンモニア臭)がする場合は注意が必要です。
本記事では、肝臓と口臭の関係や生活習慣の見直しによる対策方法をわかりやすく解説します。口臭が続いていて不安な方は、ぜひ参考にしてください。
肝臓の働き
肝臓は私たちの体にとって、とても重要な働きをしている臓器です。
肝臓は人体でもっとも大きい臓器で、重さは約1.3kg、体重の約1/50にもなります。
肝臓の主な役割は3つあります。
1つ目は栄養素を分解、合成して身体で利用できるようにする機能(代謝機能)です。食べた物を体が使える形に変えてくれます。
2つ目は有害物質を無毒化して体外に出す作用(解毒作用)です。体に入ってきた有害なものを安全な形に変えて、体の外に出す働きをしています。
3つ目は胆汁の合成・分泌作用です。食べ物の消化に必要な胆汁を分泌して消化を助ける働きがあります。
特に口臭と関係するのが、2つ目のアンモニアを尿素に変える働きです。この働きが低下すると、体の中にアンモニアがたまってしまい、それが口臭の原因になることがあります。
肝臓が原因の口臭はアンモニア臭がする
肝臓が不調になってくると、下水(ドブ臭、ネズミ臭)やカビのような口臭がすることがあります。そして機能低下が進むと、尿臭のようなツンとした口臭(アンモニア臭)が増えます。
肝臓の機能が低下するほど、口臭が強くなる傾向があります。ただし、歯周病や腎臓の病気でも口臭は発生するため、原因がわからない場合は医療機関で診断を受けることをおすすめします。
肝臓は「沈黙の臓器」といわれ、少しの障害があっても自覚症状が現れにくい特徴があります。肝臓の障害が進んでいても自覚症状がなく、気付いたときには手遅れとなることもあるため注意が必要です。
肝臓が関係する口臭の治し方
肝臓の機能を守るためには、日々の生活習慣を見直すことが大切です。ここでは、肝臓に負担をかけない生活のポイントをご紹介します。
- バランスの良い食事を取る
- 極力アルコールを控える
- 適度な運動を行う
- 適切な睡眠を取る
- ストレスを溜めない
まず、バランスの良い食事を取ることが重要です。栄養が偏ると肝臓に負担がかかります。たんぱく質や炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラルをバランス良く摂取しましょう。極端なダイエットや断食は避けることをおすすめします。
次に、アルコールを控えることも大切です。過剰な飲酒は肝臓に大きな負担をかけます。休肝日を設けたり、飲酒量を見直したりすることで、肝臓の健康を守ることができます。
また、適度な運動をすることも効果的です。適度な運動は代謝を促進し、肝臓の機能維持に役立ちます。無理のない範囲で、ウォーキングなどの軽い運動を日常に取り入れましょう。
適切な睡眠を取ることも忘れてはいけません。睡眠不足は体全体に負担をかけ、肝臓の機能にも影響します。睡眠時間の確保と質の良い睡眠の両方を心がけましょう。
最後に、ストレスをためないことも重要です。ストレスが溜まると自律神経のバランスが乱れ、体全体の機能が低下します。趣味を楽しんだり、リラックスできる時間を持ったりして、ストレスを上手に管理しましょう。
肝臓に負担をかけない生活習慣がポイント
肝臓は体の中でさまざまな重要な役割を果たしており、その中でもアンモニアを処理する働きは口臭と深く関係しています。
肝臓の機能が低下すると、初期段階では下水やカビのような口臭、進行するとツンとしたアンモニア臭が発生します。
肝臓の健康を守るためには、バランスの良い食事、アルコールを控える、適度な運動、適切な睡眠、ストレスをためないといった生活習慣の見直しが大切です。
口臭が続いている場合は、歯科を受診して口の中の問題がないか確認しましょう。早期発見・早期対応が健康を守る第一歩です。

